コント 笑 脚本・戯曲集

一般人が趣味で考えたコントの設定等を載せます。          A:暴走 B:ツッコミ C:ローテンション D:話をややこしくする   と、一応キャラ(役)も分けてます。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

犯人と対峙・ペット(short)

 最近は漫才を考える方にシフトしてしまってます。
 漫才といえば「第7回MM-1グランプリ」という企画の審査員をさせていただくことになりました。40行以上100行以下の漫才を作って投稿すると、僕があーだこーだ言うらしいです。僕のブログを見てる方で、
 「そんな企画あるの知らなかった」
 「挑戦してみようかな」
 「あーだこーだ言われるの嫌だ」
 「1位じゃないといけないんですか?2位じゃだめなんですか?」
 「そんなことより野球しようぜ」
という方は投稿してみたらどうでしょうか。8月25日締め切りらしいので今さらですけど…。

 今回は、新しい短編漫才と、以前作った漫才『ペット』のショートバージョンです。


A: う~ん…刑事ドラマでどうしても納得いかないことがあるんだよな~。
  マジで?納得いかないことって何だよ?よかったら聞くよ。
  ほら、よくラストシーンで…

B: なに1人で進めてんだよ!?俺に聞けよ、いるんだから。
  で、納得いかないことって何だよ?よかったら聞くよ。
    
A: ほら、よくラストシーンで、犯人が崖に佇んでるじゃん?そこに主人公が、
  「こんな所にいたんですか」
  みたいなこと言いながら近づいてくるでしょ?
  何でどの犯人もわざわざ崖まで行くんだと、そしてなぜ主人公も見つけられるんだと思ってた
  んだよ。もっと普通に出くわせる場所で犯人と対決するべきだと思う。

B: …まぁ確かに崖に疑問を抱いてる気持ちは分かるけど。
  普通に出くわせる場所って、例えばどこがいいと思うわけ?

A: その辺の100円ショップとか。

B: ダメだろ!?買い物行ったらたまたま犯人に会ってクライマックス突入とかドラマとしてどうなん!?
  だいたい周りにも人いるのに2人でじっくり話せるかよ。

A: 店内で偶然犯人を見つけた主人公が近づいて言うんだよ。
  「犯人は!この中にいる!」

B: 無駄に叫ぶな!本人目の前にして無駄に叫ぶな!他の客びっくりするよ!

A: それでその時店にいた1人1人の驚いてる顔が順番にバン・バン・バン・バン…って。

B: それ容疑者集まってる時やるシーンだろ!みんな驚きの意味がちげーよ!
  『まさか!?』じゃなくて『不審者がいる!?』だよ!
  絶対誰かに通報されるよ。

A: そしたら、ちょうど推理で追いつめられた犯人が、
  逆に主人公を殺そうとするくらいのタイミングで警察到着するな。
  あ、崖のシーンでもよく見事なタイミングで警察来てくれてるけど、同じ理屈か。

B: んな訳あるか!あれは前もって呼んどいたんだろ主人公が!
  そんな自分が通報される狙いの主人公嫌だよ!
  だいたい警察来ても、通報者に『あの人です!』って言われて主人公連れてかれるよ!
  …お前の想定に無茶がありすぎるし、やっぱ100円ショップはダメだ。

A: …ダメか。確かにそうだな、これじゃタイトルも、
  『踊るダイソー査線』
  とかに変えなきゃいけなくなるもんな。

B: ならねーよ!何でラストシーンの都合でタイトルもじらなきゃいけねーんだよ!?

A: 他にいい場所っていうと…ふらっと入った回転寿司で偶然犯人と遭遇。

B: 100円的なとこ好きだなお前は。そこからどうやってドラマが盛り上がるんだよ?

A: 自然に犯人の隣に座って、「あなたが犯人です」パク、むしゃむしゃ。
  「私にはアリバイがある」パク 「17時からの特急あさま号に乗れば、パク、犯行は可能です」
  パク、パク
  「パク、凶器は、パク、何だっていうんです」パク 「パク、氷を、パク、固めたものです、パク」
  「パク、じゃああのダイイングメッセージは」パク 「あ、皿を積み過ぎて犯人が見えなくなった」

B: どんだけ食ってんだよ!?完全に食う方メインになってんじゃねーか!

A: 『おい、あいつらすげえ食ってんぞ!?』
  『どっちが勝つか見ものだな』
  『店の記録超えんじゃね?』

B: 違うとこ盛り上がってんじゃねーか!回転寿司もダメだよ。
  というかお前の考えるドラマがダメだ。

A: …確かにそうだな、これじゃ主人公も、
  『どうして現場に皿が流れるんだ!?』
  とか言わなきゃいけなくなるもんな。

B: ならねーよだから!字面だけ見たら似てんな血に!
  で踊る大捜査戦好きだなお前は。

A: …やっぱり犯人と会って不自然じゃないと言えば取調室か。取調室に偶然犯人が来る。

B: 捕まえた後になってんじゃねーか!もういいよ。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

A: 申し訳ないんだけど、この場を借りてお前にどうしても言いたいことがあるんだ。
  俺、子供のころ幽霊飼ってたんだけど、
  その時1度だけ行方不明になっちゃったことがあってさ…。
  いや~…いなくなったペット探すのって、かなり大変だよ。

B: 幽霊飼ってたってどういうことだよ!?意味分かんねーよ!
  しかも何でそれを俺に言いたいんだよ!?要は家におばけが出たって話だろ!

A: 全然ちげーよ!俺がどうしてもペット欲しくて見つけてきたんだぞ。
  まぁうちの近くにあったトンネルでたまたま見つけたんだけどさ。
  ちょうど目が合って、その瞬間ビビッと来たんだよ。あれは一目惚れだったね。
  だって目が合った瞬間、俺まるで金縛りにあったみたいに固まっちゃったもの。

B: 本物だよそれ!まさに金縛りにあったんだよ!

A: すぐ連れて帰って家族に「幽霊飼っていい?」って聞いたら、
  「エサも散歩もトイレの心配もいらないからいいよー」って。

B: 確かにそうだろうけど!もっと色々他の心配しろ!
  ていうか何で家族も「幽霊を飼う」という部分素通りだよ!?

A: 何といってもペットのいいところは、やっぱり寂しさが紛れるんだよね。
  家族のいない時間に帰っても、俺が「ただいま」って言うと、
  かすかに「おかえり」って聞こえてきたり。

B: ただの怪奇現象じゃねーか!より孤独と恐怖感を覚えるよ!

A: それで話戻るけど、1回だけ外に出て行方不明になっちゃってさ。
  その時はホント大変だったんだよ。『探してます』っていうビラ作ったんだけどさ。
  幽霊の写ってる写真が1枚だけしかなくて。
  それも写ってると言っても、俺の肩越しに手しか見えてないんだけど。

B: ただの心霊写真じゃねーか!

A: しょうがないからそれ焼き増ししてビラにつけて、
  『幽霊探してます』って色んなとこに貼ったんだよ。
  その焼き増しする時も大変だったよ。
  写真屋さんメッチャ驚いてるし。『え!?これを焼き増しするんですか!?』って。

B: 当たり前だよ!心霊写真の焼き増しなんて前代未聞だよ!

A: そしたら色んな情報寄せられたんだけど全部俺のペットじゃないの。
  それどころか中には
  『人形の髪が伸びるんです何とかして下さい』
  とか関係ねー手紙まで来やがって。俺そんな話してねーっつーの。

B: してるだろ!心霊写真貼って『幽霊探してます』って書いたら当然の結果だよ!

A: で、数日してやっと見つかったんだけど、連れて来てくれた人が俺の顔見るなり
  「はらって!はらって!早くはらってください!」とか言ってきやがって。
  人んちのペット見つけただけで金取ろうだなんて、ガメツい奴もいるもんだな。

B: ……それ「お祓いしてくれ」って意味だろ!

A: 俺が幽霊受け取ったら、急に肩の荷が下りたかのような笑顔になって帰ってったよ。

B: 文字通り肩に乗ってたもんが下りたんだよ!

A: それからはいなくなったりせず、結局10年くらい飼ってたのかな?
  だから、死んじゃった時はホントつらくて、庭に埋めながら泣いたよ。

B: 死ぬの!?幽霊死ぬの!?成仏とかじゃなくて!?

A: というわけで、ペットがいなくなった時はやること多くて大変だし、死んだら悲しいということを、
  今日この場でお前に伝えたかったんだ。
  それにしても、幽霊飼ってたって話をお前にこんなに驚かれるとは思わなかったよ。

B: 何で俺は驚かないと思ってんだよ!?そんな不思議状態を。
 
A: だって、お前いまアパートでいっぱい飼ってるじゃん。

B: …
  ……
  ………
  …………
  ……………
  ………………えっ!?

A: ありがとうございました。

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。