コント 笑 脚本・戯曲集

一般人が趣味で考えたコントの設定等を載せます。          A:暴走 B:ツッコミ C:ローテンション D:話をややこしくする   と、一応キャラ(役)も分けてます。

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その時歴史は蠢いた

 私流知的ネタです。片側2人の出番中は、もう片側は暗転しているものと想像して下さい。


 左側にAとB(平安時代)、右側にCとD(現代の学者)。

D: 先生。この本は?
C: これか?これはな、1000年前に、清大納言という者が書いた日記だ。先日発見してな、今、
  現代語に訳しているとこなんだ。
D: へ~。ちょっと見せて下さい。

B: 最近見ないと思ったら、こんなところで何してるんですか?
A: ああ。最近、日記や小説が流行ってるから、まねして書いてるんだ。
B: へ~。ちょっと見せて下さい。…この、清大納言って何です?
A: せっかくだから偽名で書こうと思って。清少納言からとった。
B: 勝手に無関係な人の名前使っちゃだめですよ。
A: この日記のなかでは、清少納言は俺の妹になってるから。
B: 現実には無関係でしょ?
A: いいんだよ。これを読むのは、どうせ俺が嘘で書いたって知ってる人だけなんだから。まさか
  これを知らずに読んでしまう不幸な人はいないだろう。
B: 確かに。

D: 清少納言に清大納言という兄がいたんですか!すごい事実じゃないですか!
C: だろう!これは貴重な書物だから慎重に扱うんだぞ。

A: そうだ。せっかくだから、紫式部の源氏物語も、俺が書いたことにしよう。
B: どんどん増えますね。自分の知り合いがこれ読んだら恥ずかしくないですか?
A: 大丈夫だよ、どう見たっってただの冗談なんだから。それに、たとえ不幸にも、俺の嘘だとは
  知らずに読んだ人がいたとしても、まさか本気でうのみにする人はいないだろう。
B: そうですね。

D: 源氏物語は紫式部が書いたんじゃないんですか!
C: ああ。ここにそう書いてある。しかも、光源氏は自分がモデルだそうだ。
D: 実在の人物だったんですか!
C: 今までの歴史は間違っていたんだ!これは、正しい歴史を伝えるための本なんだ。
D: すごい発見ですよ先生!

A: …(書きながら)そして、私は、その妖怪を一太刀で切り捨て、都の平和を守ったのだった。
B: なにを妖怪と戦ったことにしてんですか!?ま…ここまで書けばどう考えても嘘になりますしね。

D: 妖怪がいたんですか!
C: これは驚いたな。いや、私は平安時代には妖怪くらいいると思ってたよ。
D: さすが先生!

A: その後私は、源氏物語のほかにも物語を作り続けた。植物から生まれた少年や、時空を超え
  た少年の話だ。もしあなたが、そんな話を読んだら、それは私の書いたものかもしれない、と。
B: 何この終わり方?
A: こういう意味ありげな事かいたほうが、考える余地があって面白いと思って。
B: こんなんじゃ何も想像できませんよ。

C: ん~…これはなんだろうな?
D: そ~ですね~…あ、あれじゃないですか!?植物っていうのが、桃のことで…。
C: そうか、桃太郎か!じゃあ時空を超えた少年は浦島太郎だ!
D: またすごい事実ですよ!
C: あぁ。昔話もこの人が作った物だったんだ!これは大発見だ!今すぐマスコミを呼んでくれ!
  大々的に発表だ!
D: はい!

 (ナレーション)こうして、清大納言日記は、当時の様子をしるす貴重な書物として後世に伝えら
          れ、歴史の教科書にも、太字で表記されるようになったそうな。

B: でもいいんですか?こんな嘘ばっか書いて。
A: いいんだよ俺の日記なんだから。どうせみんなが読むわけじゃねんだから。
B: そうですね。
A・B: はーっはっはっはっはっはっはっ。

 暗転。

?: 先生!大昔のあの学者の日記が発見されました。
?: あ~、あの間違った日記を何百年も後世に伝えてしまったひとか。
?: まさか1000年後にひどい扱いされてるなんて、思ってもみなかったでしょうね。
?・?: はーっはっはっはっはっはっはっ。

 学者側だけ明転。

D: 先生!今日のことはしっかり記録しておきましょう。
C: そうだな!未来の人が俺の日記を見つけたらどう思うだろうな!?
D: きっと偉人扱いですよ。
C・D: はーっはっはっはっはっはっはっ。

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